世の中には、コースターや袋、ボールペンなど、お店や企業のロゴや名前が入ったものがたくさん溢れています。
しかし、容器などのテイクアウト資材になると、名入れしてあるものを見かけることは少ないのではないでしょうか。
この記事では、テイクアウト資材への名入れの効果やメリットなどをお伝えいたします。
名入れの目的
名入れをする一番の目的は「販売促進」です。飲食店の場合、リピーターをいかに増やすかが売上に大きく影響します。
テイクアウト需要のリピートを見込むためにも、販売促進の前に必要なのは「認知」です。
お持ち帰りしたお客様が、名入れされたテイクアウト容器や容器の入った袋などを、お店を離れた後も見ることによって、無意識のうちに記憶に刷り込まれるという効果があります。また、記憶に刷り込まれることによって、思い出されやすくなります。
この「無意識」というところがポイントです。
もちろんチラシなども有効ですが、いかにも“販促”というものより自然に目に触れ、無意識に視界に入ってくるものの方が、お客様にとって抵抗が少ないのです。
ザイオンス効果
ザイオンス効果をご存知でしょうか。
ポーランド出身のアメリカの社会心理学者ロバート・ザイオンス(Robert Zajonc, 1923~2008年)が、1968年に論文で発表した「接触回数が増えるほど親近感・好感度が増す」いう心理効果です。「単純接触効果」ともいわれます。
ザイオンス効果は、ザイオンスの社会心理学的な実験で確認されていて、無意味な図形に対しても、無意識に好印象を感じるほどだそうです。
ザイオンス効果を踏まえると、ロゴなどを何回も見ることによって、記憶に刷り込まれ、思い出されやすくなるだけでなく、好きになってもらえるということになります。
さらに、料理の匂いや味をなどの感覚と同時に記憶することで、その効果が高まるのではないでしょうか。
名入れの効果・メリット
名入れを行うと、「どこのお店で買ったのか?」が一目瞭然になります。するとお店の認知度が高まり、それにより集客や売り上げアップが見込めるなど、多くのメリットを期待することができます。つまり名入れするという行為は、効果的な販促の手段になるのです。
まとめ
今回は、名入れの効果やメリットについて紹介しました。
コロナを機に、テイクアウトを始めた飲食店が爆発的に増加しました。テイクアウトのお店が増えたということは、その分ライバルが増えたということです。
そんなたくさんのライバル店の中からお客様に選ばれ、何度も来ていただくための手段の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。