【後編】インスタ映えする料理写真テクニック!美味しそう&おしゃれに加工!

【前編】 では

  • インスタ映え料理写真の撮り方
  • 料理の写真を撮る前の5つのポイント
  • 美味しそうな料理写真を撮るときの4つのコツ

をお伝えしました。

 

この【後編】では

  • 撮った料理写真を加工する6つのポイント
  • インスタ映え料理写真の参考例

を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

撮った料理写真を加工する6つのポイント

料理の写真を加工しているところを後ろから見ている場面

撮った料理写真を加工する6つのポイントは以下です。

  • 加工の前に「統一感」を意識する
  • 彩度(色味)を調節して鮮やかに
  • 明るさを調節して美味しそうに見せる
  • コントラストの調節で印象を変える
  • トリミングしてメインを強調する
  • 料理写真に特化したスマホアプリを使う

それぞれ詳しく解説します。

加工の前に「統一感」を意識する

写真を加工する前に、インスタアカウントの統一感を意識しましょう。
アカウントの投稿画面に統一感があると、お店のイメージを伝えられますし、またそれぞれの料理の違いが際立ちます。


統一感に関しても、まずはお手本を探しましょう。
お手本のアカウントは後述していますが、ここでも1つ丸亀製麺のアカウントを紹介します。

 

丸亀製麺【公式】

 

写真を撮る角度が統一されていてシンプルです。
それぞれのうどんの違いが一目でわかり、「これ美味しそう」と思ったうどんだけが目に留まります。

彩度(色味)を調節して鮮やかに

彩度を調節することで、料理が鮮やかになり、美味しそうな写真に仕上がります。
彩度の設定は、低くすると白黒に近づき、高くするとカラフルになるという仕様です。


例えば、

  • マグロの赤身
  • ミディアムレアステーキの赤身
  • オムライスのケチャップの赤と卵の黄色
    など彩度を少し高くすることで、鮮やかで見栄えの良い写真になります。

 

しかし、彩度を上げすぎるのはNGです。
鮮やかになりすぎると、それぞれの色の境界がハッキリしすぎて不自然な写真になります。

 

彩度を調節して、自然な鮮やかさを持った写真に仕上げましょう。

明るさを調節して美味しそうに見せる

写真の加工で明るさはかなり重要です。

写真を撮る前にいくら光を気にしていたとしても、加工段階では明るさを調節しましょう。


逆に言えば、写真を撮ったときに暗かったとしても修正がきくということです。

 

写真が暗いと料理がくすんで見えてしまいます。

明るさを適度に明るくし、美味しそうな写真にしましょう。

コントラストの調節で印象を変える

コントラスト(明るさの差)の調節で写真の印象を変えられます。
コントラストを上げると、写真の暗いところと明るいところの差がハッキリし、コントラストを下げると明るさの差がなくなります。


例えば、「立体感をもっと出したい」と思ったときにはコントラストを少し上げましょう。
「もっと柔らかくて優しくてふんわりした印象にしたい」と思うならコントラストを下げてください。


明るさやコントラストの調節は行ったり来たりを繰り返して、ちょうど良いと思うポイントを掴んでいきましょう。

トリミングしてメインを強調する

撮った写真を後からトリミング(切り取り)して、メインに寄った写真に見せることが可能です。
トリミングは「撮影後に行うズーム」とも言い換えられます。

 

器に盛り付けられたいくら丼を見ている少し引いた写真

例えば、上のいくら丼の周りの余白をトリミングすれば、いくら丼のアップ写真に変身させられます。

お皿に盛り付けられたいくら丼をアップにした写真

既に現物の料理がなく撮り直しがきかないときにトリミングが有効です。
メインの周りにある余白を切り取ることでメインに寄った写真に見せることができます。


トリミングを活用してメインを強調した料理写真に仕上げましょう。

料理写真に特化したスマホアプリを使う

スマホやインスタの編集だけでも十分おいしそうな写真に加工できますが、それでは満足できないという方は料理写真に特化したスマホアプリを使うことをおすすめします。

 

この記事では、料理に特化した「Foodie(フーディー)」を紹介します。
Foodieの最大の魅力は、他人の撮った写真がどの項目をどれだけの数値で編集したかが見え、その設定どおりに編集できることです。
上手に撮影した人の彩度や明るさ、コントラストなどをそのまま真似できます。

真似するだけでなく、自分が見つけ出した編集設定を登録し、毎回編集する手間を省くことも可能です。
無料なので、気になる方はダウンロードして試してみてください。

 

App Store  
Google Play 


撮った料理写真を加工する6つのポイントを改めてまとめます。

  • 加工の前に「統一感」を意識する
  • 彩度(色味)を調節して鮮やかに
  • 明るさを調節して美味しそうに見せる
  • コントラストの調節で印象を変える
  • トリミングしてメインを強調する


写真を撮るまでではなく、撮影後の加工までが勝負です。
インスタ映え写真は誰でも必ず撮影できるようになるので、試行錯誤して楽しみながら投稿しましょう。

インスタ映え料理写真の参考例

スマートフォンでインスタグラムを見ている女性を後ろから見ている画像

インスタ映え料理写真の参考例を5種類紹介します。

  • 良い角度の写真例
  • ピンボケの写真例
  • 写真に動きが出ている例
  • 良い構図の写真例
  • 統一感のあるアカウントの例
    お手本を見つけ、参考にしてみてください。

良い角度の写真例

美味しそうに見える角度の写真

  • 斜め
  • 真上

  • の3つを紹介します。

春巻きを斜めから撮っている写真

お皿に盛り付けられたサラダと断面の見える春巻き

料理写真は斜めから撮るのが王道です。
明るい部分と暗い部分の差が出て、立体的に映ります。

定食を真上から撮影し、全品見せている写真

納豆ご飯とみそ汁とエリンギのソテーとタケノコの煮物とこんにゃくがお盆に乗った定食

定食は何品もあるので、斜めから撮るのではなく真上から俯瞰で撮ることで全品目を美味しそうに見せられます。

パフェを真横から撮影し、中身を見せている写真

クリームとイチゴと生地が交互に重なったグラスに盛り付けられたパフェを横から見た写真

  • パフェ
  • テリーヌ
  • ラザニア
  • ケーキ
    など横から撮影することで見栄えが良くなる料理があります。


ピンボケの写真例

うまくピンボケを利用した料理写真を

  • ステーキ
  • パン
    の2つの例で紹介します。

ステーキ断面にピントが合い、後ろの野菜はボケている写真

お皿に盛りつけられた断面の見えるステーキと添えられた野菜。ステーキにピントが合っている

自然とお肉の断面に視線が向きます。
赤みを強調するために、メイン以外をぼかしています。

メインのパンにピントが合い、後ろのサラダやコーヒーはボケている写真

クロワッサンとコーヒーとサラダがテーブルに置かれていて、クロワッサンにピントが合っている

主役はパンですが、他のサラダやコーヒーも写すことで美味しそうな臨場感のある写真に仕上がります。
パンだけを撮った写真でもいいですが、パンだけにピントを合わせることで他の品があってもメインだけを強調させることが可能です。

写真に動きが出ている例

静止画なのに写真に動きが出ている例を

  • お寿司を醤油につけるときの写真
  • 焼肉で肉を裏返すときの写真
  • うどんを箸で持ち上げるときの写真
    の3つ紹介します。

寿司を醤油に付ける瞬間の写真

箸で掴んだマグロのお寿司を醤油に付ける瞬間の写真

お箸で寿司を持ち、醤油につける瞬間を撮ることで写真に動きが出ています。

焼肉で肉を裏返す瞬間の写真

火のついた網の上に載せられた牛肉をトングでひっくり返している場面

トングで裏返す動きもそうですが、お肉が焼けている湯気の動きも出ています。
「動き」には様々な種類があります。

うどんを箸で持ち上げている写真

油揚げと蒲鉾とネギが載ったうどんの面を割り箸で持ち上げている場面

つゆが麺に絡んで美味しそうです。
自分が食べるときの主観的な視点から撮影されているのもいいですね。

良い構図の写真例

見栄えの良い構図の料理写真を

  • 左右対称の構図
  • 三角構図
  • 余白に小物を写している写真
    の3つを紹介します。

左右対称の構図

左右対称に置かれた焼き魚やご飯、みそ汁などの料理を2人が向かい合って食べようとしている場面

俯瞰で左右対称に撮っています。
綺麗に配膳され見栄えの良い写真です

三角構図を斜めから

料理がぎっしり詰められた3段のお節料理を広げている写真

三角に並べたおせちを斜めから撮影した写真です。
三角構図正面から撮影するのではなく、斜めから撮ることで立体感のある写真に仕上がっています。

余白にまな板と包丁もあえて写す

バンズとまな板、パン切り包丁が写っていて、バンズにピントが合っている写真

バンズだけでなく、後ろにまな板とパン切り包丁も写しています。
バンズを切っているところを具体的に想像できますね。

統一感のあるアカウントの例

統一感があり、お手本となるインスタアカウントを

  • スターバックス
  • モスバーガー
  • ゴディバ
  • THE RIGOLETTO
  • 三彩
    の5つ紹介します。

パステルカラーで統一!スターバックス コーヒー

スターバックス公式 

 

スターバックスのアカウントの特徴は、背景にパステルカラーを多く利用していることです。
背景の系統が統一されており、見ているだけで楽しくなります。


その背景の色も飲み物のイメージに合った色を採用しており、とてもわかりやすいです。

ザ・シンプル!モスバーガー

モスバーガー 

 

モスバーガーのインスタアカウントはごちゃごちゃしておらず、とてもシンプルです。
何のハンバーガーか、何の飲み物かがわかりやすく強調されています。


またハンバーガーという食べ物の性質から、横から中身を見せるように撮った写真が多いです。

高級感溢れる写真のお手本!Cheesecake HOLIC

Cheesecake HOLIC 

チーズケーキという身近なケーキでありながら、写真の撮り方にこだわりがありそうなCheesecake HOLICのアカウントは高級感で溢れています。
特に黒い背景の写真は一流レストランの料理のような雰囲気を出しています。写真のコントラストも強く重厚感がありますし、配置された小物もストーリーを感じさせるセンスの良い写真です。

角度を統一!THE RIGOLETTO

THE RIGOLETTO 

 

渋谷にあるTHE RIGOLETTO(リゴレット)はパスタが人気のお店です。
パスタ写真の角度が統一され、とても見やすくなっています。


2021年9月までは真上からの写真が多かったのですが、それ以降は斜めから撮った写真が多くなりました。
色や背景だけでなく、「角度」もアカウントの統一感に関わってきます。

赤の背景で統一!台北餃子次次 (有楽町店)

台北餃子次次 (有楽町店) 

 

有楽町にある台北餃子次々(チィチィ)は背景を統一したアカウントです。
アカウントの投稿の半数以上に赤の背景が使われ、「中華」という印象を強く与えます。


プロフィール画像も中国の国旗を模しているのか分かりませんが、赤の背景に黄色の文字とブランド戦略が見えます。

投稿にメニュー表も織り交ぜる!三彩

三彩 

 

三彩(みさい)は三重県にある和食のお店です。
アカウントの特徴は4,5枚の写真に1枚の割合でメニュー表の写真を混ぜていることです。


メニューばかりの宣伝だとユーザーは「おもしろくない」と感じてしまいますが、気になった人だけがメニュー表を見られるような配分となっています。
美味しそうと思わせ、気になった人だけにお店の詳細を伝えるテクニックは真似したいですね。

 

インスタ映え料理写真の参考例を以下の5種類紹介しました。

  • 良い角度の写真
  • ピンボケの写真
  • 写真に動きが出ている例
  • 良い構図の写真
  • 統一感のあるアカウントの例
    これらの写真やアカウントを真似したり、参考にして料理写真を撮影してみてください。

インスタ映え料理写真を投稿して売上につなげましょう!

男性スタッフが料理店の店内で楽しそうにスマートフォンを使って料理の写真を撮影している場面

インスタ映え料理写真を撮影する方法をおさらいします。

 

1.写真を撮る前に準備をする

  • 完成形のイメージ
  • 背景
  • 構図
  • 小物

 

2.写真を実際に撮る

  • ピント
  • 料理との距離
  • 角度
  • 動き

 

3.撮った写真を加工する

  • アカウントの統一感
  • 色味
  • 明るさ
  • コントラスト
  • トリミング
  • スマホアプリ

 

インスタ映えする料理写真は集客・売上アップのみならず、お客さんとのコミュニケーションの増加にもつながります。
ユーザーに刺さる写真の撮り方をマスターし、たくさんの「いいね」をもらい、お店に足を運んでもらいましょう。

 

 

  • インスタ映え料理写真の撮り方
  • 料理の写真を撮る前の5つのポイント
  • 美味しそうな料理写真を撮るときの4つのコツ

を解説した【前半】の記事はこちら からどうぞ。

 

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